アオコとは、淡水藻類の一種である植物プランクトンが湖や池で繁殖する現象です。
気温が上がり始める春から夏にかけて水が緑色に変色し、ひどい場合には水面に塗料をこぼしたかのように異常な繁殖が起こります。
また、最近ではアオコの持つ毒性が報告されており、アオコの繁殖した水を飲む事で動物が死亡したとの報告も多く出ております。
このアオコに含まれる有毒物質としては,肝臓毒(ミクロキスチン,シリンドロスパーモプシン)、神経毒(アナトキシン,サキシトキシン)などが良く知られており、1995年WHO (世界保健機構)から有毒アオコおよびその有毒物質に関する報告がなされ,飲料水および環境水中のミクロシスチンの濃度について勧告がなされています。
また、日本でも現在は監視項目としてその基準を0.8μg/Lとしており監視を続けています。 |