景観の悪化
水を緑色に濁らせ、水面には塗料を撒いたようにアオコが浮遊することで、景観が悪化してしまいます。
藻臭の発生
藻類には特有の臭いがあり、悪臭の一種とされています。
死滅時には腐敗臭、カビ臭の発生
藻・アオコが水面を覆い始めると、底に生息するアオコが死滅し、腐敗しています。
ポンプや水路などの目詰まり
藻・アオコが水域に発生することで、ポンプや水路などに目詰まりを起こします。これにより、洗浄などのメンテナンスが増加します。
アオコ分解時の水中の酸素消費による魚介類の酸欠
アオコの死骸が水中で分解される時に酸素が消費されるため、水中が酸欠状態になり魚の大量死を招くことがあります。
アオコ自体の毒性
アオコの発生した水を直接飲む事で大型の動物までもが死亡することもあります。
また、アオコの発生した水を水源として利用した場合に、問題となることもあります。ブラジルのカルアリという町では、1996年2月に人工透析用の水に混入したアオコの毒素(毒素ミクロキスチン)で126人が発病し、60人が死亡しました。生き残った人も慢性肝臓障害に苦しんでいます。
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